赤岳天狗尾根

  • 2019.12.17 Tuesday
  • 23:00
八ヶ岳 赤岳天狗尾根

2019/12/16〜17
メンバー:まとの 、I島、他1


12/16 4:30美し森駐車場→7:30出合小屋→天狗尾根→稜線11:30→ツルネ東稜→東稜末端14:30→出合小屋泊
12/17
雨のため朝から下山


初冬山と意気込んで入ったのに、雪、全くありませんでした…
大天狗を正面壁から登って、少し鬱憤ばらし。



明星山

  • 2019.10.22 Tuesday
  • 23:00
明星山/左岩稜
2019/10/21
メンバー:まとの 、I島
報告:まとの

取付き9:30→松の木テラス13:00→終了点大岩14:15→駐車場16:30

早朝4:00に小海に集合して、糸魚川を目指す。曇り空ながら、なんとか1日は持つはず。明星山は2人とも初めてで、国道からわずかに入ってドカンと見えてきた巨大な白い岩壁に少し緊張する。誰もいないと思っていたが、クライマーらしき2人が車道から壁を見ている。駐車場で挨拶して、どこのルートか聞くと、同じ左岸稜とのこと。先に取り付かなきゃと急いで準備をして出発する。


河原に出ると、思ったよりも水量も多く流れも早い。石灰質が溶け出したのか、白濁した水で水深も分かりづらい。しばらく渡渉ポイントを探したが、ここっていうポイントが見つからないので、消去法で妥協。先日の北鎌スタイルでネオプレーンソックスで渡渉、もも上くらい。無事渡り終えたものの、取付きのザレ場よりも少し下流で、本来の取付きまではもっと深い渡渉を強いられる。パンツまで濡れるのはイヤなので、なんとかなるさと、現在地からバリエーションで取り付く。1ピッチ余計に増えたが、パンツを濡らすことには代えられない。0.5ピッチ、まとのリード、残り0.5ピッチと2ピッチをI島リード。後続ペアは渡渉出来ずに諦めて帰って行った。可愛そうだが、これで貸し切りだ。



3ピッチ目の人工セクションは、慣れないアブミで腕パンパンになりながら、まとのリード。


その後は、快適な岩登りをツルベで楽しみながら松の木テラスまで。ここで休憩。対岸の観光客が手を振ってくるので、オーバーアクションで手を振り返す。「助けてくれ〜」と言ってても、笑顔で手を振り返して去って行くだろう。



その後は、2ピッチで大岩まで。後続パーティがいなかったのと、大事な渡渉グッズを置いてきたので、懸垂4ピッチで下降する。

槍ヶ岳北鎌尾根

  • 2019.09.27 Friday
  • 23:00
2019/9/24〜27

槍ヶ岳北鎌尾根

メンバー:まとの、I島

報告:まとの
9/24曇り
小海9:00→沢渡→七倉駐車場→高瀬ダム16:00→名無避難小屋17:25
早朝の仕事をこなしてからI島と合流して、車2台で沢渡を目指す。
沢渡駐車場に車1台をデポして七倉駐車場へ。途中松本で、しばらく質素になる食事事情に備えてしっかりとランチをとる。今にも雨が降りだしそうなドンより空の高瀬ダムをスタート。初日から装備を濡らすのは嫌なので、名無避難小屋を使わせてもらうことにした。貸切の避難小屋で快適な夜を過ごす。ダムまでのタクシーの運転手さんの話によると、晴嵐荘が営業再開に向けて、人が入っているとのこと。 夜中に雨が降ったかどうかは、沢の音が大きく不明。


9/25晴れ
名無小屋発5:15→千天出合11:30→P2取付12:10→P4コル16:30幕営
出発してしばらくは、少し霧が出ていたが、徐々に晴れてくる。湯俣から最初のへつりポイントまでは7月に偵察しているのでサクサク進む。水量はその時よりも少なそうだ。



第一関門のへつり。相変わらず濡れている。ここはロープを出した。残置のハーケンもリングボルトも腐っていて気休め程度。ワンポイントのムーブがちょっとヒヤリ。この後何回か高巻いていると、沢を詰め上がってくるペアと出会う。軽く話をして別れる。



程なくして最初の渡渉ポイントに出る。今回は徹底して軽量化をする作戦だったので、重たくなる沢靴は持って行かず、ネオプレーンソックス単体で渡渉した。なので、脱いじゃ履き脱いじゃ履きの繰り返し。先行する沢靴ペアを羨ましく感じながらも、だんだん履き替え速度が早くなってきた。渡渉は計7回。
千天出合の手前で尾根まで高巻いて天上沢へ降り立つ。
P2取付きポイントがハッキリしなかったが、地形図で目星をつけてきた所をGPSで確認して、まーこの辺でしょ!て所から取り付く。尾根に上がり程なくしてテープを見つけ、とりあえず安心する。見上げる稜線は遥か彼方…
樹林の急登を木の根をホールドにしてグイグイと高度を稼ぐ。所々にキノコが生えていて、二人ともキノコ好きなので、オッ、綺麗なイグチ!あっ、チャナメツムタケ!これはただの観賞用だ。などと言ってるうちにP2のコルに出た。

そこからは、ツガ、笹、シャクナゲの藪漕ぎに終始した。P4のに出ると、先行していたペアがテントを張る作業をしていた。話をしたら、安曇野から来たそうで、おー、同じ長野県人ですねと盛り上がった。(後で分かったが、4人とも県外出身の移住組)彼らと別れて、我々はコルまで下りてツエルトを張った。


9/26晴れ
P4コル発6:00→独標10:45→北鎌平12:50→槍ヶ岳14:40→殺生ヒュッテ16:00
今日もいい天気だ!嵐を呼ぶ男のパワーを上回る相棒の晴れ女ぶりに感謝!朝イチでP5の直登を試みるが、上部の草付きがかなり悪そうなので、諦めて懸垂で巻道に戻る。岩があると直登したがる二人。その後も、藪漕ぎとガレの登りが続く。




北鎌のコルに出た。ここからは入山者が多いので、急に道が明確になる。岩場のクライミング的な登りではウキウキして笑みが出てくるのに、普通の登りになると重い足取りになる、何故だ…






噂の独標に出ると、噂の槍ヶ岳が噂通りドカンと見えてきた。これか、北鎌尾根ストーリーの最終回二つ前の感動シーンは!



北鎌平までは、快適な岩綾登りが続きジワジワと槍ヶ岳が大きくなってくる。北鎌平で最後の休憩をしていたら、安曇野ペアが登ってきた。しばしの歓談後、山頂でまた会いましょうと、先に出発する。何処を登っても行けそうな感じだけど、相棒はチムニーを登りたがっているが、どこがそうなのか分からない。そうこうしているうちに山頂に飛び出した。お互いの健闘を讃えあう!ちょっと興奮してしまい、周りの登山者がやや引き気味。しばらくして、安曇野ペアもやってきて、再びハイタッチ興奮大会で引かれる。

しばらく山頂で過ごし、槍ヶ岳山荘で安曇野ペアと乾杯!満員の槍ヶ岳山荘テン場をよそに、空いている殺生ヒュッテへ下りてツエルトを張る。

9/27晴れ
殺生ヒュッテ発8:00→横尾→徳沢→上高地14:00
早朝出発の予定だったが寝坊してしまい、ゆっくりスタート。今日もいい天気だ。再び相棒に感謝!大勢の登山者とすれ違い、高度を下げるたびにリゾート化する景色に若干の戸惑いを感じつつも、徳沢でアイスを堪能してから上高地に到着、今回の山行を終えた。

【装備考察】
今回は徹底して軽量化で行こうということで、渡渉用はネオプレーンソックス単体で使用。テルモス、ファーストエイドキット、スマホ充電バッテリーを共同とした。ジェットボイルを使用してガスの節約(250缶を2つ持って行ったが、結局1缶を半分ちょっと使っただけ)
食料もジフィーズ中心で軽量化とガスの節約との事だったが、相棒は生野菜とパスタ乾麺を持ってきた…まぁ、美味しくいただいたので文句は無し。

スペシャルサンクス
写真の一部は、安曇野ペアからいただいたものを掲載させて頂きました。

星穴岳

  • 2019.05.13 Monday
  • 23:00
星穴岳
2019/5/13
メンバー:まとの、E島

中ノ岳神社8:00⇒星穴岳あたり10:30⇒中ノ岳神社13:30
星穴新道は登っているので、今回は表から。ネットの情報どおり、かなり多めにテープがあり、あっさり山頂付近下降点までたどり着く。
途中一箇所クレモナの太めのロープがフィックスしてある泥のほぼ垂直の壁下りは懸垂がおススメ。腕力が消耗します。

長い懸垂が二箇所がやや楽しい、コンパクトなルートでした。

稲子岳南壁

  • 2019.02.09 Saturday
  • 17:25
2019.2.8
稲子岳南壁左カンテルート

メンバー:まとの、E島

唐沢橋登山口5:45→南壁取り付き9:30→稲子岳山頂13:30→みどり池15:20→唐沢橋登山口17:00

地元のプチアルパインルート稲子岳南壁。無雪期に何回か登ってますが、冬季お初で行ってきました。今シーズンは雪が少なく雨も降ったことから、ワカンは車に置いていく事に。天気は弱い冬型、風は樹林帯からそこそこあって、壁で吹かれると嫌だなぁと思いながらあるく。 みどり池で一息入れ、少し歩くとアプローチポイント。登山道から離れ取り付き目指してラッセル開始。
トレースは当然なく(大好きなマイナーエリアですからね)膝下までのモナカ雪!なんとか取り付きにたどり着いて登攀開始。南面なので、ほとんど雪はついておらず、夏より浮石が凍りついてる分安定した感じがした。バイル1本使いながらドライな岩登りを楽しみました。山頂からはトレースがあり、登山道まで楽に降りる事が出来た。







帰りには必ず立ち寄るしらびそ小屋へ。小屋の母ちゃんと談笑後、山を下りた。

西上州碧岩西稜

  • 2018.12.19 Wednesday
  • 17:07
西上州碧岩西稜

2018/12/12
メンバー:まとの、I島、他1


三段の滝登山口8:15→碧岩山頂15:10→登山口16:30
低気圧の通過で前日の夜から霙、集合時には雨に変わる。テンションは上がらないが、とりあえず登山口まで行ってみる事にする。

立派なトイレのある、三段の滝登山口に着く頃には雨も上がって薄日が差してきた。

濡れた木道と落ち葉に滑りながら、三段の滝を超え取り付きを探す。目印の赤布を見つけ斜面を上がるが、はっきりとした取り付きがわからず、何となく登れそうな所からスタート。ビショビショの脆い苔付きの岩と、細ーい潅木をダマしダマしホールドにして、西上州らしい泥くさい登攀。

しばらくはロープは使わずに行くが、濡れた岩と泥で滑りそうなので、安全策でロープを出す。今回は30mロープにしたので、ピッチの刻みも細かく、3人という事もあり、ジリジリと時間が遅れ出す。



上部に近づくにつれ、岩稜がスッキリしてきて、岩も安定してきた。しかも乾いてる!風も強く寒かったが、山頂まであと少しのはず。なんとか明るいうちに下山したい。



簡単な岩と藪のピッチを抜けると、標識のある山頂に出た。時刻は15時をまわっている。暗くならないうちに下山したいので、短い休憩の後下り出す。
一般道を急いで下り、なんとか明るいうちに戻ってくることができた。

西上州 高岩

  • 2018.11.18 Sunday
  • 19:43
2018年11月17日
メンバー:まとの、E藤

西上州の岩藪山は木の葉の落ちた11月がベストシーズンだと、個人的には思っている。遠目にも尾根のラインが見えるからだ。ビバーク訓練が中止になったので、気になっている立岩に出かけた。

高岩登山口8:00−コル8:30−雄岳9:20−P2 10:50−八風平登山口11:50


碓氷軽井沢インターからドカンとそびえる岩塔、登山口はインターのすぐ近く。相変わらずヤブ多めのドロミテの様相。







ますば雄岳。3段30mのチムニーは意外と狭くて、ザックが少し引っかかるがノーロープで行ってみる。3段目が7mぐらいの完全垂直で、落ちると助からないのでロープをつけた。チムニーを抜けても山頂まで気が抜けない尾根が続く。チムニーの下りは懸垂下降。30mのロープでジャスト2ピッチ。
降りると、若者2人組とガイド山行風パーティがやってきた。モノ好きは我々だけではなかった。




いったんコルに戻り一服した後P1を踏み、P2へ。ここはフリーではヤバイのでロープを出した。わざわざ登るの?!って距離だが、やはり登りたくなる。ボルトは過剰なくらいあるので安心だが、カラビナをあまり持ってこなかったので、ランニングはかなり間引いた。頂上は絶景!
懸垂支点から尾根まで下降。こちらも30mでジャスト。って言うかギリギリ(^_^;)
P3もいちおう踏んで、高岩コンプリート!しっかりとした登山道を下り八風平登山口へ出た。

御座山北西稜

  • 2018.11.05 Monday
  • 20:58
す2018.11.5
メンバー:まとの、K津、E島
数年前、岩塔基部までで引き返した北西稜に、今度は登攀装備でリベンジした。
山口登山口 7:30 北西稜末端 8:10 上部岩稜取付 10:55 御座山山頂 13:55 山口登山口 15:50


登山口に車を停め、林道を少し歩くと尾根が見えるので、適当な所から取り付くと尾根の末端に出る。しばらくは開けた快適な尾根歩き。下山時に気づいたが、登山道を一旦登ってから取り付いた方が時間短縮できる。

遠くに目指す岩塔が見えてくる。

尾根の所々に美しく、フワフワの苔が癒してくれる。

藪と格闘数時間後、ドカーンと岩塔の基部に出る。

1P目 40m 5.6 まとのリード
リッジを右寄りに凹角から。リッジに戻りテラスへ。腕くらいの立木と、小サイズのカムが少し使える。全てのホールドとスタンスはテスト必須です。テラスへのっこす所のガバは特に注意を。

2P目 40m 5.6R リードまとの
出だしのリスにナッツが決まる。硬めの岩に期待が高まるが、すぐに動く岩の塊にもどる。最後は20m弱のランナウト。
ここからロープを外して、慎重に2つの岩塔を超えていく。
程なくして山頂に出た。

下山の山口ルートは廃道の心配があったが、新しいテープもしっかりしてあり、難なく下山。

阿弥陀岳南稜

  • 2018.03.12 Monday
  • 23:00
2018年3月12日
メンバー:K津、まとの

船山十字路6:20ー立場山9:10ーP1 10:45ー阿弥陀岳12:35ー中央稜ー船山十字路16:53

快晴を狙って、日帰りで行って来ました。船山十字路から堰堤を越え、尾根に取り付く急登からガリガリに氷化していてアイゼンを装着する。尾根に上がると日当たりの良い所は乾いていたので、いったんアイゼンを外すが、立場山への登りあたりから再び氷化が激しく装着する。
気温マイナス10℃ほど、雪もしまっていて、快適にP1まで行く。

核心のP3のルンゼは落ちればアウトだが、雪の状態も安定していたので、ロープは出さず、ダブルアックスでスピーディに登る。登っていたら抜け口あたりにザックがぶら下がっているのが見え、遭難者か??と思って声かけするが返事なし。上がってみたら、大型ザックが終了点のボルトに固定してあった。敗退デポか??


P4のトラバースと、数メートルの登りがやや不安定だったがノーロープで通過。

誰もいない山頂に立ち、早々に降りの中央稜へ向かう。
摩利支天から降りて、中央稜に向かうトラバースが悪かった。午後から気温が上がり、雪が腐ってきたのでズボリはじめる。
第1岩峰の巻道が見つからず、しばしズボリながら探すと、南側の樹林を少し降り、ルンゼの先にルート発見し一安心。その先はズボッては抜けを繰り返し、体力を奪われながら降って行く。雪がなくなってくると、今度は完全氷結の急な坂道。丸まったアイゼンの歯がたたずに、苦労して沢まで降りた。たまには研がなきゃと反省して帰路につく。

今季初 雪バリエーション

  • 2017.11.26 Sunday
  • 23:00

八ヶ岳

赤岳ハイキング&

裏同心ルンゼ〜小同心クラック

2017.11.25-26

メンバー:高濱他1名

 

今年は冷えてるのでワクワクです。

ところが、アックスを忘れて取りにもどったりなどして出遅れる・・

阿弥陀北稜でも。と思ったけど、

昼頃分岐に着いた時には登山道すらトレースはなし。

やむなく、文三郎道で赤岳へ。

ガスガスでしたが、ピークを踏んでピストン。

翌日は裏同心ルンゼへ。

F1-F3はオールフリーで抜けました。

久々にアックスを振る感覚がうれしい。

小同心クラックへ継続です。

トラバースが雪が少なくて不安定でした。

3P目。

1時過ぎには登攀終了して、横岳に登頂。

順調かと思われたけど、硫黄岳手前から殺人的な風に吹かれて思うように進めず。

一歩をすすむのに数歩飛ばされて岩にたたきつけられるような強風。

厳冬期用装備がなければ低体温になっていてもおかしくない危険な風でした。

 

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